――バブル――
そう言われた時、少し経済を調べたことのある日本人なら、真っ先に思い浮かべるのは1980年代後半から1990年代初頭だろう。
日本を、というと大袈裟すぎるが、それでも大都市を狂乱の渦に巻き込んだ、異常に加熱した好景気の時代。
東京の地価でアメリカ全土が買えるとまで言われた、投資と投機が過熱した時代であり――同時に、その後に続く失われた30年の入り口にもなった、泡沫の夢。
その株価の最高値は、実に1980年代後期に記録された、38,915円87銭。
しかし、ここに疑問が残る。
確かにこの記録は、長年『株価の最高値』であり続けたが、現代はすでに、日経平均が5万円を超えて久しく、今は戦争の影響もあり53,500円くらいで動いているとはいえ、少し前まで56,000円以上で推移していた。
つまり、すでに日本の株価は、バブル時代を遥かに超える水準にあるのだ。
当時のバブルを支えた土地神話によって引き上げられた地価こそ、現代の価格は当時の価値に遠く及ばないが、この株価には目を見張るものがある。
ちなみに、バブルの最高値であった39,000円くらいを付けていたのは2025年6月末頃、そこから直近の最高値である56,000円までは約8カ月で、その上げ幅はザっと17,000円以上、かつてのバブルはプラザ合意の時点で12,000円台だったのが、僅か4年で3倍以上になったと言われるが、その上げ幅は4年で約27,000円だった事を考えれば、月々の上げ幅は平均すればバブル景気で562.5円、2025年~2026年の株高は月々で2125円にもなる。
狂乱の時代、とさえ言われた時代の4倍近いペースで株価が上昇したのが、2025年6月以降の日本だったわけだ。
この期間、特に狂乱的好景気を感じていた、という人はいないだろう。
日本は普通に不景気だった。
それまでの株高もそうだが、これは好景気の時代に発生したバブルではない。
不景気の時代に発生したバブルなのだ。
私はこれを、『不景気のバブル』と呼ぶ事にした。
バブルの正体
多くの人が、バブルと言うと好景気のイメージを持っているだろう。
私は、歴史におけるバブルを良く調べているわけでは無いが、それでも、バブルが好景気と共にあったであろう事は予想がつく。
特定の何かが価値を超えて値上がりすることも、値上がりに期待して投機することも、相応の経済的安定が無いと成立しないからだ。
バブルが弾けた後は、経済が不調になる事が多いが、バブルその物は好景気の象徴である――そう思っている人も多いのではないだろうか。
その認識は正しい――否、正しかった。
その条件が正しくあるためには、貨幣が自由に発行できないこと、という条件が必要だからだ。
そう、貨幣が金貨や兌換貨幣である事が、『好景気の時しかバブルが発生しない』条件になる。
金貨や銀貨、兌換貨幣の経済において、バブルが好景気の時にしか発生しなかった理由は単純だ。
『発行される貨幣の総量』に上限があるからである。
うん、不景気になったら、バブルを発生させるための資金が準備できなくなるのだ。
こう言われると、いや信用貨幣であっても、『不景気ならバブルを発生させるための資金』が準備できなくなるだろ、と思うかもしれない。
だが、事実として不景気なのに株価が高騰しているのは、すでに示した通りだ。そしてこの現象は日本のみならず、世界中で確認されている。
なぜか?
理由なんて一つだけだ、信用貨幣を採用している場合、不景気でもバブルを発生させるための資金が、準備できるのである。
具体的には、国による『新規通貨の発行』だ。
信用貨幣は、原理上その発行に上限が存在しない。
市場の規模や現実的制約による限界は存在するが、原理の上ではその上限は無制限だ。
つまり、資金を作る事、は出来るのだ。
こうなると後は、必然で動く。
不景気になれば、政府は景気を支えるために、国債を発行して新規通貨を供給する。
供給された新規通貨は、その多くが公共事業のような形で、企業に『仕事』を発注する資金となり、市場に投入される。
企業が利益は利益を上げ、職員や関連会社にそれを支払うが……当然、まずは自分の利益を確保する。
だが、世の中は不景気、事業を拡大しようにも回収の見込みが立たない。
そこで、内部留保として金融市場に投入し、株や債券といった形に変えてしまう。
かくして、安定して株や債券が購入される構造が完成することになる。
こうなれば、不景気でもバブルが成立するどころか、むしろ『不景気だからこそバブルが成長する』ような構造になってくる。
これが『不景気のバブル』の成り立ちだ。
こうなると、『バブル』という現象の意味自体が分かることになる。
うん、昔は『好景気の結果発生する、好景気の象徴』みたいなところがあったのだろう。
だが、現在では不景気でも発生するどころか、不景気だからこそ成長が維持される、という状態さえ成立する。
つまり、バブルという現象は好景気の象徴とは言えなくなる。
では、バブルとは何なのか。
――単なる『富の偏在』である。
銀行家や投機家が、ちょっと素人から資金を巻き上げるかな、程度にしか役に立たない現象だ。
では、次はもう少し具体的に、普通のバブルと不景気のバブルを比較していってみよう。
普通のバブルと不景気のバブル
さて、『普通のバブル』と『不景気のバブル』は違うものなのだ、というのを説明したところで、では具体的にどれくらい違うのか、を整理していってみたい。
発生条件の違い
普通のバブル
まず、先ほども触れたところになるが、大きく違うのは発生条件だ。
普通のバブルは、好景気の時にしか発生しない。
何故なら、普通のバブルは『未来はもっと良くなるだろう』とか『この商品の価値はもっと上がるに違いない』という、前向きな動機から発生するからだ。
うん、結果的に発生する現象が、現実離れした値上がりのような困った事象の可能性は高いが、それでも、前向きな動機から発生していることには違いない。
不景気のバブル
それに対して、不景気のバブルは違う。
不景気のバブルは、不景気の中でこそ発生する。
というか不景気の中でしか発生しない。
理由は、不景気によって設備投資のような積極的な行き場のない資金が、金融市場に流入した結果として起きる現象だからだ。
景気が良くて、実体経済の側に使う理由があるなら、発生しないのである。
企業が、金は稼いだ、しかし持って行き場が無い、現金で持っていても物価変動で不利になるばかり、なら金融市場に回してしまおう、という後ろ向きな動機から発生しているのである。
崩壊耐性の違い
普通のバブル
ここも大きう違う。
言うまでもないことだが、普通のバブルは、崩壊するときは一気に崩壊する。
理由は、膨らんでいる理由が『未来への希望』だからだ。
それが勘違いだ、と知れたら、その瞬間に大勢が撤退していく。
こうして値が下がれば、更に売りが売りを呼ぶ崩壊へ続いていく。
収益性を高めるため、大勢がレバレッジを掛けて運用していたなら、目も当てられない。
バブルが実体よりさらに乖離して膨らんでいたとになるので、崩壊がより拡大することになる。
崩壊はあっという間だ。
不景気のバブル
一方で、不景気のバブルそう簡単に崩壊しない。
非常に強い崩壊耐性を持っている。
何故ならこれは、『未来への希望』で膨らんでいるのではなく、『使い道の無い資金を逃避させた結果』として膨らんでいるだけだからだ。
この株価の底を支えているのは、レバレッジなど掛かっていない、大企業の内部留保だ。
無論、何か情報をつかめば下がりそうな株から撤退することはあるだろうが、基本的に株式市場の中で動かすことになるだろう。
現金化しなければならない理由でもあれば別だが、一つの企業が現金化する必要があるから、と金融商品を現金に換えても、他の企業がそれに続く理由もない。
(その株を持っていた個人投資家はパニックに陥るかも知れないが……)
そんなわけで、不景気のバブルは非常に強い崩壊耐性を持ち、一部で株価が下がることがあっても、全体が大崩れすることは基本的に無いという、非常に強い崩壊耐性を持っている。
まぁ、基本的に無いというだけで、考えられないわけではないのだが……それを深掘りすると完全に別の話になってしまうので、今回は割愛しよう。
興味がある人は、『資本主義限界論の終端と未来の鍵――不景気のバブルと観測貨幣理論』を見てみてほしい。
うん、不景気のバブルがどれほど弾け難いか、そして、弾けたら如何に破滅的な被害となるかを記してある。もっとも、そんな状態まで無策でいるというのは考えにくいので、そこまで最悪なシナリオは辿らない、とも思っているわけだが……
ともあれ、不景気のバブルは普通のバブルと違い、非常に強い崩壊耐性を持っているわけだ。
資金の出どころの違い
普通のバブル
普通のバブルは、基本的に政府が発行済みの通貨によって膨らむことになる。
というのも、経済が好調であれば、政府は新規国債を発行して、通貨を補充する必要が薄いからだ。
よって、バブルを膨らませる原資は、すでに政府が発行済みの通貨と、未来の稼ぎを根拠とした借金となる。
不景気のバブル
一方の不景気のバブルは、不景気で市場の資金循環が弱い状況なので、政府は景気刺激を実行するため、国債を発行し新規通貨を出す事となる。
そして、先にも書いた通り、この政府が新規に発行した分の通貨が、バブルを膨らませる原資となる。
言うまでもないが、政府がもっと景気を刺激せねば、と通貨発行量を増やすほど、不景気のバブルは膨張していくことになる。
なお、政府債務と企業内部留保が、互いに平行に近い形で右肩上がりなのは、非循環資本モデルで記載した通りなので、詳しいことを知りたい人はそちらへ行ってもらいたい。
市場参加者への違い)
普通のバブル
上がる過程で儲かる人もいれば、弾けて大損をする人もいる。
動きを読み切れば、弾ける中でも空売り等で儲ける人もいるかも知れないが、それは兎も角……
市場は上がり、下がりで価値を大きく変動させるので、不安定になりやすい。
その代わり市場の新陳代謝も激しく、新規参入者でも比較的公平な条件で金融市場に参加できる可能性がある。
不景気のバブル
基本的に上がる方向がメインなので、弾けて大損をする人がいない。(値動きで大損する人は除く)
基本的に積み立てて持っておけば良く、安定している。
その代わり新陳代謝が起きづらく、後発ほど高値になった状況で参加することになるので金融市場への参加が不利になりやすい。
価格の上がり方
普通のバブル
上がるらしい、となった瞬間に大勢が群がるので、短期間で急激かつ加速度的に上がる。
グラフがほぼ垂直同然に上がることもある。
不景気のバブル
基本的に内部留保の避難なので、緩やかな右肩上がりに上昇していく。
ただし、上がるらしい、という認識が広まった場合、この上にさらに普通のバブルが築かれることもある。
参加者の雰囲気
普通のバブル
未来への期待が大きいので、熱狂や楽観が支配的になる。
急激に株価が上がることから、『誰でも設けられる』雰囲気が出て、乗り遅れるな、とそれまで株を行っていなかった一般参加者が増えやすい。
不景気のバブル
企業収益の避難が主なので、一般には認識されにくい。
積み立てておこうかな、という人は参加するが、好景気による熱狂や楽観が無いので、静かに積み重なることになる。
利益モデル
普通のバブル
安く買って高く売る投機スタイル、持ち続けて配当を得る選択も不可能ではないが、値上がりが急激なので売って利益を確保する人が増える。
誰かの損が誰かの利益になる、ゼロサム式(実際には金融会社が入るのでマイナスサムだが)の利益構造。
持ち続けると最終的には暴落するので、誰が利益を得て誰が損を押し付けられるのか、というマネーゲームになる。
不景気のバブル
積み立て続けて配当を得るスタイル、(参加者が少ないうちは)急激な値動きは少ないうえ、暴落の可能性も低いので、持ち続けることで得を得られるモデル。
企業が利益を出し、その利益を株主が受け取るプラスサム式。
実体経済との関係
普通のバブル
実体経済と(動きが過剰であるが)連動している。
株価は高いが、景気が良いため配当が負担になり難い。
不景気のバブル
実体経済が不景気であることと、動きが乖離している。
不景気で収益が苦しいのに株価が高いため、配当が負担になりやすい。
国民の認識
普通のバブル
急激な値動きのため、誰でも『バブル』だとわかる。
不景気のバブル
値動きが穏やかであるため、『バブル』と認識されにくい。
経済構造にはどちらの方がダメージが大きいか
こんな具合に、『不景気のバブル』は普通のバブルと全く違う性質を持つわけだが……では、この二つのバブルのうち、本当に危険なのはどちらだろうか?
普通のバブルは過去、世界の経済活動を崩壊させたことがある。
以前、記事にも書いたことがある大恐慌、ブラックサーズデーだ。
あの頃に比べて、現代はああした事態が発生しないよう、様々なセーフティを掛けているし、そもそも貨幣制度自体が違う。
あれは過去の話だ、と思うかもしれないが……あれが、普通のバブルで発生した最大の被害であることは疑いない。
普通のバブルは、様々な連鎖を経ることで、アメリカの銀行の約3分の1を消滅させた実績がある。
様々な対策がされる前であり、加えて取引技術に未発達であった部分も無関係ではないが、普通のバブルの危険性は、『経済崩壊に届く』と言っても過言ではない。
では、不景気のバブルはどうだろうか?
不景気のバブルは、そう易々とは弾けない。
未来への希望で、大勢が借金して持ち上げているのではなく、金融市場が資金の逃避先となることで膨らんでいるということは、誰かが逃亡してパニックで崩壊する、という状況になり難いからだ。
しかし、では不景気のバブルは安泰なのか、と言われたら、そうはならない。
最大の理由は、不景気のバブルは『貧富の差を固定・拡大』していく性質があるからだ。
先に金融市場に参加した側が、安値で株や金融商品を抑え、後発組ほど、それらを高値で買うことになる。
しかも、経済は不景気なのに、株主は当然、企業に配当を求める。
その配当をどうやって払うかと言えば、実体経済から絞り出すしかない。
豊かな人間はますます豊かに、貧しい人間ますます貧しく、という状況を固定する構造を持つのだ。
そしてこの構造は、『後発組』ほど強く効いてくることになる。
この構造が進んでいくとどこかで、『もう貨幣経済に参加することでは、生活が維持できない』という人が大勢発生してくるはずだ。
すると何が起きるのか?
貨幣価値そのものの暴落と、商品価値の急上昇が発生することになる。
膨大な貨幣が、膨大なまま紙屑になるわけだ。
行きつく先は、商品貨幣(塩とか米とかでの取引)の復権が考えられる。
つまり、信用貨幣経済の終焉だ。
そんな馬鹿な、と思うかもしれないが……信用貨幣とはそれ自体に物質的な価値が無いので、価値を失うときは限りなく0に近い価値まで暴落するはずだ。
そして、0に近い価値の貨幣に対して、商品を売る人間はいない。
つまり、普通のバブルが『経済崩壊』に届くなら、不景気のバブルは『貨幣崩壊』にまで届く可能性を秘めている。
しかも、『対策』のしようが無い。
国がどれだけ法律で『貨幣を使え』と言っても、ティッシュペーパーの方がまだ鼻をかむのに使える、となった状態の貨幣が使われるとは思えない。
中央銀行が価値を保証しますと言っても、その頃には市場に対してあまりにも過剰な貨幣が溢れているはずで、結局、商品の量に合わせた価値となれば、貨幣価値は0に等しくならざるを得ない。
オーバーだと思うだろう?
だが、株神話も土地神話もかつて存在したが、崩壊した。
ここで強固に貨幣の価値を信じているのが、『貨幣神話』に過ぎない可能性を、誰が否定できるのだろう。
合理的に予想できることは、起きうる可能性が存在する。
そう考えるのであれば、不景気のバブルの危険性は、ブラックサーズデーを引き起こした、普通のバブル以上である、と考えた方が妥当だろう。
うん、何より大きいのは、現代の経済構造では『対策をとれない』という点かも知れない。
まとめ
以上が、普通のバブルと不景気のバブルの決定的な違いである。
うん、冒頭に述べた株価の急上昇は、不景気のバブルの上に、普通のバブルが乗っかった結果と言えるのだろう。
不景気の中で、何とか資産形成をしなければ、と焦ってる大勢が、既に上昇して参加の厳しい株式市場に、それでも『上がってるのだから』ということで参加した結果と考えられる。
さて、これは経済構造の部分ではないから本文では書かなかったが、不景気のバブルにはもう一つ危険な要素がある。
それは、『後発の人間』が不公平感を抱きやすい、という点だ。
うん、貧富の差を固定・拡大するというのは、後発の経済参加者を、そのまま貧困層に配置するということだ。
株は先に勝っている方が有利、不動産も安いうちに買って貸し出した方が有利、後発組は不景気の中で高い配当を株主に配る会社で働き、高い家賃を払って生活する、となるのだから、資産防衛をしようにも、そもそも金融市場に振り向ける資金を用意する段階でかなり苦しくなる。
現代、世界中で若者の気力低下が同時多発的に発生しているのは、おそらくこの経済環境と無関係でないに違いない。
無論、他にも原因は色々考えられるので、これ一つが原因というわけではないだろうが……割と大きな原因の一つであるとは考えている。
当たり前だが、物事を解決するには、まず問題の認識が出来なくては話にならない。
不景気のバブルは、その問題に名前を付けた物になる。
解決については……既に当ブログで何度も紹介した、『観測貨幣理論』の理解から始めることをお勧めしている。
これは既存の経済論を否定するものではないが、同時に、全ての経済論が見落としていた盲点である。
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質問例
・この記事を要約してください。
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/07/223000
・この記事の言う『不景気のバブル』は、現代社会で確認できますか? 具体例で教えてください。
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/07/223000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/28/192749
・不景気のバブルは現代社会で発生していますか? また発生している場合、そのリスクを説明してください。
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/07/223000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/28/192749
・不景気のバブルが貧富の差を固定・拡大する性質がある、という考えは本当ですか? その場合、どうやったらそれを解消できると思いますか?
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/07/223000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/06/203000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/28/192749
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/23/004942
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/02/10/191709
・筆者の言う観測貨幣理論は、この不景気のバブルをどうにかする可能性を持っていると考えますか?
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/07/223000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/06/203000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/10/29/060000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/11/02/000000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/22/000955
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/02/01/132349
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/10/31/060000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/11/01/060000
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/12/08/050000
記事内紹介記事
資本主義限界論の終端と未来の鍵――不景気のバブルと観測貨幣理論
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/01/28/192749
データは切り口次第――生存者バイアスから読み解く非循環資本モデル
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/12/26/232255
人の合理が生む経済崩壊――止められなかった大恐慌
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/03/02/123000
なぜ世界の若者は無気力になったのか――社会に奪われた“熱”を取り戻す
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2026/04/06/203000
観測貨幣理論まとめリンク
https://circulation-thought.hatenablog.com/entry/2025/11/18/000000
【定義解説】不景気のバブルとは
不景気のバブルとは、不景気下において資金が実体経済に向かわず、金融市場に滞留・流入することで資産価格のみが上昇する現象である。
好景気のバブルが『未来への期待』で膨らむのに対し、不景気のバブルは『未来への不安』による使い道の無い資金の逃避によって膨らむ。
普通のバブル(好景気のバブル)と不景気のバブルの比較
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項目 |
好景気のバブル |
不景気のバブルの |
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発生条件 |
好景気・未来への期待 |
不景気・未来への不安 |
|
原資 |
既存通貨+借金 |
新規通貨(国債発行)+内部留保 |
|
膨張理由 |
値上がり期待 |
資金の逃避 |
|
崩壊 |
急激に崩壊 |
崩壊耐性が高い |
|
参加者心理 |
熱狂・楽観 |
冷静・保守的 |
|
実体経済との関係 |
連動 |
乖離 |
|
社会的影響 |
経済崩壊 |
貨幣崩壊の可能性 |